メキシコ|カンクン|イスラムヘーレスにあるカリブの海賊ムンダカの墓

イスラムヘーレス島の北部の墓地に、本物のカリブの海賊のお墓があります。海賊はスペイン出身のムンダカ。海賊ではありますが奴隷商人として巨額の財産を手にし、イスラムヘーレス島の40%もの面積を誇る私有農園を持っていたらしい・・・。

今回訪問したのはイスラムヘーレス島の北部にあるこちらの墓地。目の前の道路わきにカートをおいて徒歩で訪問します。

墓地を観光することは、日本的にはあまりよくないことのような気がします。メキシコではどのように思われるのかは分かりませんが、死者の日にお墓で盛り上がる国民性ですから、お墓は決して悲しい、寂しいところではないのかもしれません。見た通り、カラフルでなんかにぎやかな雰囲気ですしね。

お墓も一つ一つ形が違うし、でもキリスト教徒が多いのか、十字架がついていますね。

このお墓の方は、音楽、ギターが好きだったでしょうか?マリアッチだったのでしょうか。石のギターが飾られています。このエリアでは故人の好きだったものを飾るんだそうです。

そんな中にひっそりと隠れるように、武骨で質素なお墓があります。これが、海賊ムンダカの墓。この骸骨マーク、まさに「カリブの海賊」。インターネットで海賊ムンダカの伝説を調べていたのですが、以下のような内容でした。

海賊ムンダカの悲しい伝説
ムンダカ(Fermin Anonio Mundaca y Marecheaga)は、1825年10月にスペインのサンタマリアのベルメオ村で生まれました。彼は夢と幸せを手にするために新世界アメリカ大陸に飛び込み、スペインの船で海賊としての活動を開始します。ただ彼は新大陸でマヤ人を捕え、キューバのプランテーションに売り飛ばす奴隷商人として大金を手に入れます。手に入れた財産をもとにイスラムヘーレス島の焼く40%もの面積を有する巨大なアシエンダ(私有農園)の経営をはじめます。巨額の財産を手に入れ何の不自由もなく過ごしていた彼は、美しいマヤ人の女性マルティニアーナ( Martiniana Prisca Gomez Pantoja)に一目ぼれしてしまいます。彼は彼女のために美しい庭園を造り、様々な贈り物をしてアピールしますが、彼女は別の地元の青年と結婚してしまいます。失意に苦しみ悩みぬいたムンダカはイスラムヘーレス島を一人で離れ、メリダという街で一人で狂ったように死んでしまいます・・・。
マヤ人を奴隷として扱いマヤ人に憎まれていたの・・・。しかし彼はイスラムヘーレス島を愛し自分のお墓を造っていました。いまでもそのお墓はイスラムヘーレス島ダウンタウンの墓地に残っていて、メリダの街でなくなったムンダカの帰りを待っています・・・。

なるほど、ということはムンダカのご遺体はこのお墓には入っていないんですね。ただ、本物のカリブの海賊の本物のお墓をはじめてみましたが、本当に骸骨マークなんですね。感動しました。

死者と一緒に明るく楽しむカラフルなお墓と、武骨で質素なカリブの海賊のお墓。珍しいお墓めぐりができました。

Posted by tetsuchippy