日本|和歌山|神話に登場する歴史を誇る「神倉神社」

 和歌山県新宮市にある神倉神社(かみくらじんじゃ・かんのくらじんじゃ)をご存知でしょうか?近くには有名な熊野三山の一つである熊野速玉大社があり、神倉神社はその熊野速玉大社の摂社にあたります。

 この神倉神社がある神倉山は神話の中では天磐盾(あまのいわたて)と呼ばれ、神武東征の際に、神武天皇が登ったとされ、神剣を届けた高倉下命が祀られています。そして熊野信仰の中では、熊野権現が最初に降臨した場所が神倉山のゴトビキ岩とされています。更には、神倉神社周辺からは土器等も見つかっていて、古代には磐座として自然信仰の対象となっていたようです。いつの時代にも信仰の対象になっていたということは、人を引き付ける魅力を持った場所なんでしょうね。

ふもとの大きい無料駐車場に止めて、崖の上にある神倉神社まで登山です。登山方法はこの階段。この階段も熊野古道で、熊野古道中の古道と呼ばれるほどの道。非常に古い階段です。

上写真のように本当に古い階段です。鎌倉時代に源頼朝が寄進したと伝わる538段の鎌倉積みの石段。こんな微妙な階段、誰が538段って数えたんだろ。階段の途中にも、この丸い大きな石のような自然石がそのまま残ってます。

かなりぜーぜーいいながら登頂。夏の雨のあとに行ったので、蒸し暑くて汗がとまりません。他にもたくさんのグループがいたけど、みんな汗だく。

ただ、足場が相当悪いことと、手すりもありませんから、足腰に自信がある人以外は安全のために参拝は避けておいた方がよさそうです。

この手水鉢(ちょうずばち)は、1631年に新宮城の城主だった水野重良が寄進したものなんだそうです。

見えてきました神倉神社。このインパクトある景色、すごいですよね。神社の上にある巨大な岩がゴトビキ岩。古代の自然信仰の磐座として信仰され、日本神話の中では、初代天皇の神武天皇が東征された際に登ったとされ、そして熊野信仰の中では、熊野権現が最初に降り立った場所とされています。ゴトビキは「がまがえる」の意味を表す方言だそうで、確かにカエルっぽくみえなくもありません。

どうやってこの巨大な岩にしめ縄撒いたんでしょう。神社もどうやって作ったんでしょう。なん百年も、いや何千年も、ひょっとしたら何万年も、この岩はここに鎮座し続けているんでしょうね。自分は宗教心なんてこれっぽっちもないんですが、一番原始時代の自然信仰、巨大な岩とかにありがたみを感じる気持ちが一番分かる気がします。

 この神倉神社も、「 紀伊山地の霊場と参詣道 (きいさんちのれいじょうとさんけいみち)」としてユネスコ世界遺産に登録されています。熊野三山や熊野古道は有名なキーワードですが、この神倉神社は、熊野三山の一つ熊野速玉大社の摂社であり、この階段は熊野古道中の古道。

Posted by tetsuchippy