日本|滋賀|琵琶湖の歴史「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」

 今は日本中に鉄道網や高速道路が張り巡らされ、船で移動する機会は減りましたが、古代は船が最も早くて便利な交通機関。琵琶湖は120本もの川が流れ込む巨大な湖でありながら、湖からの出口は瀬田川(のちに宇治川となり淀川となる)のみ。ただ、その瀬田川が奈良や京都、大阪とつながっているため、関東・東海エリアや、朝鮮半島・北陸などから、関西へ移動する方法として、琵琶湖から船を利用し水路で関西に向かう経路が重要だったんだそうです。上写真は現代もある琵琶湖の立派な港ですが、その昔は琵琶湖に繋がる沼地などが天然の港として利用されていたそうです。

上の写真は、琵琶湖北岸に位置する梅津大崎。桜並木で有名な場所です。11月中旬の訪問だったので桜並木は紅葉しておりましたが、山から下りてきたお猿さんの集団が、琵琶湖に水を飲みに来ていました。湖に水を飲むために山を下りてくる猿なんて、琵琶湖ならではの風景ですよね。

 海津大崎エリアから南西に向かって約1.2kmにもつながる独特な石積みが並ぶ風景があります。この滋賀県高島市マキノ町の石積み風景は「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」と呼ばれ、日本遺産に指定されています。紅葉の季節でもきれいな写真が撮影できましたが、桜だったらこれまたすごく綺麗だろなぁ。

この立派な石積みは江戸時代ごろに作り上げられたものだそうで、季節風などの影響で発生する高波に悩んでいたこの地域の代官が作り上げてくれたそうです。1m~2m位の高さがあるので、立派お城の石垣のようにも見えます。

若狭の伊根の舟屋もそうですが、水辺に根付いた生活は独特の文化と景色が作り上げられているので非常に興味深いですよね。

こうやって見ると、琵琶湖北西岸は山と湖に挟まれた土地だということが分かりますね。豪雪地帯でもあるので厳しい自然環境なんでしょうね。

参考サイト:水と石積みのまち

いかがでしたか?全国的にはまだあまり知られていない高島市海津・西浜・知内の水辺景観ですが、白髭神社などと一緒に観光ができる素晴らしい見どころでしたよ!

Posted by tetsuchippy