日本|奈良|古代の武器庫「石上神宮」

2019年9月9日

 日本書紀などにもでてくる日本最古級の神社の一つ。あの物部守屋などで有名な軍事担当一族の物部氏が祭祀をしていて、古代大和王権の武器庫としての役割もあったと言われています。

 朝6時ごろに訪問。まだ神主さんの朝の清掃が始まったばかりの、すがすがしい雰囲気のなかの訪問でした。

 巨大な鳥居。この鳥居は最近改修されたばかりでまだきれいな鳥居。

石上神宮の一つの見どころが、放し飼いの鶏。夜明けに大きな声で鳴くので、神聖な生き物と考えられ、こちらの神社で放し飼いになっています。

結構人間に慣れてますので、写真は撮りやすかったです!ただ、明け方に訪問したのでコケコッコーと鳴きまくってました。にぎやかですね。

重要文化財の楼門です。鎌倉時代の末期に作られたらしい。石上神宮はその発祥は古墳時代よりさらに古い時期とも言われているので、もともとはこんな立派な建物ではなかったそうです。と言っても鎌倉時代の楼門。すごく古いんですよ。

 こちらの拝殿の裏手に禁足地なる立ち入り禁止の区域があります。もともとはその禁足地がこの石上神宮の最も重要な場所。明治の時代になり、その禁足地が調べられ、様々な宝物が見つかったんだそうです。それが神体の布都御魂剣(フツノミタマノツルギ)、天羽々斬剣(アメノハバキリノツルギ)を含む正に神話級の名剣です。

布都御魂剣(フツノミタマノツルギ)は、建御雷神(タケミカズチ)が大国主神に国譲りを迫った際に使われた剣。また、神武天皇の東征の際に意識を失った神武天皇をよみがえらせたと伝わる名剣。

天羽々斬剣(アメノハバキリノツルギ)は、スサノオがヤマタノオロチと戦った時に用いた伝説の剣。どちらも日本の神話に出てくる神話級の名剣です・・・・。

さすが、大和政権の武器庫と呼ばれる石上神宮。保管してある武器が半端ない!

他にも宝物庫からは七支剣などもみつかっています。

注意!残念ながらこれらの名剣は見ることはできません。いつかどこかの博物館でお目に書かれることを楽しみにしております!

出雲武雄神社。出雲武雄は草薙の剣の荒御霊なんだそうです。やはり剣関係ですね。

こちらは出雲武雄神社の拝殿ですが、なんと国宝。目立たない国宝です。

この石上神宮は物部氏と関係がある神社。物部氏の中でも物部守屋は日本古来の神々を守るために蘇我氏と戦ったと伝わる神社界の英雄。ひょっとすると縄文時代の宗教文化こそが日本の八百万の神ではないかと言われる中、その代表ということは物部氏は縄文時代勢力の代表だったともいえるのではないでしょうか。

これだけの名剣をそろえる軍事集団だった物部氏。その偉大さが垣間見える神社でした。