エジプト|カイロ|シタデルとガーマ・ムハンマド・アリ
シタデルのエリアには、1857年に完成した巨大なモスクがあります。
そのモスクはムハンマド・アリがイスタンブールのモスクを真似て作ったと言われている「ガーマ・ムハンマド・アリ」。
外観が、複数のドームを有するイスタンブール様をしていて、ムカッタムの丘の上に位置しているのでカイロ全体を広く見下ろすことができます。
まさにカイロ市のランドマークのような存在です。
上の写真はズヴェーラ門と並び立つモスク「ガーマ・ムアイヤド・イッシェイフ」の屋上からのイスラーム地区の眺めです。
シタデルの城壁とガーマ・ムハンマド・アリが、ムカッタムの丘の上でものすごい存在感を放っています。
このモスク、シタデルが建つムカッタムの丘の裏側には、石切り場のような丘があります。
見た感じいまは軍事的なエリアになっているように見えますが(予想)
その昔はココからピラミッドの化粧石が切り出されたりしていたらしいですよ。
モスクはシタデル要塞の敷地内
モスクはサラディンのシタデル(要塞)の敷地内に建てられていますので、シタデルに入場する必要があります。
砂の国の城塞らしく、迫力がありますね。
シタデルには、アラブ中から観光客が来ているようでした。
世界史にもでてくる英雄のサラディンが作った要塞。
それだけでも憧れる場所です。
イスタンブールのモスクを模した巨大モスク
エジプトで一番外観が豪勢なモスクだと思います。
創建したムハンマド・アリが、当時世界一栄えてた大都市イスタンブールのモスクを模して作ったと言われています。
まさに、複数のドームを持つ巨大なモスクはイスタンブールのブルーモスクのようです。
周囲の装飾も非常に細やかで豪勢。
歴史もまだ150年ほどなので新しい感じもします。
エジプトらしい回廊と中庭型。
やっぱり端々の装飾が他のモスクより細かくて繊細。
後ろの真ん中で工事している塔は、時計台。
今は動かないそうですが、この時計台はフランスから贈られたものだそうです。
シャンデリアが輝く内装が素晴らしい!
いかがですか、この美しさ。
シャンデリアも巨大ですが、小さな白いランプが大量にあるのが何とも言えないいい雰囲気に。
中央シャンデリアの真下に来ると、この豪快さが伝わってきます。
天井の装飾も細やかで豪勢。
これはインスタ映えしますよね。
カイロ全体の眺めがすばらしい!
シタデルは丘の上にあるので、平らなカイロの街並みを見下ろすことができます。
天気が良ければ、大分遠くまで見えます。
城壁のすぐ下にはガーマ・スルタン・ハサン、ガーマ・リファーイー。
いわゆる双子のモスクが見えます。
よく見ると遠くには、ギザのピラミッドまで見えました。
ピラミッドが街のすぐ近くにあるのが分かりますよね。
シタデル内には軍事博物館とか、他にもいろいろありますが、まずは一番おススメなのがガーマ・ムハンマド・アリ。
おススメスポットです!