日本|和歌山|南紀熊野岳ジオパークの一つ「橋杭岩」

2018年9月2日

その昔、世界最大の火山地帯だったとも言われる紀伊半島。

地質学的に面白い場所がたくさんあるのはその名残。

紀伊半島の南端の和歌山県串本町の「橋杭岩」もその一つです。

(「はしくいいわ」とも「はしぐいいわ」とも言われています)

 

 

橋杭岩の目の前には大きな駐車場が完備

紀伊半島の南端に向かって国道42号線を走っていくと、橋杭岩の景色が視界に飛び込んできます。

その目の前にはくしもと橋杭岩という道の駅があって、大きな駐車場にトイレ、お土産屋さんなどがすべて揃っています。

 

橋杭岩までは、干潮時などには歩いて近づくこともできます。

一直線に並ぶ巨岩群と、その周囲に転がる小岩。他ではなかなか見ることができない独特の景観です。

ある意味不自然なこの景観を、昔の人は「自然にできた景色」と思えなかったんでしょうね。

不思議な言い伝えが残っています。

 

弘法大師と天邪鬼の橋作り競争伝説

その昔、弘法大師と天邪鬼が、沖の島までつづく橋を朝までに作ることができるか賭けをしたんだそうです。

弘法大師が橋杭(橋げた)をあまりにも早く作るのに驚いた天邪鬼が鶏の鳴きまねをしたところ、朝が来たと勘違いした弘法大師が橋を途中まで作ったところで諦めて去って行ったということになっているそうです。

弘法大師らしいバケモノじみた伝説で面白いですね。

 

干潮時には潮溜りが面白い

干潮時には、たくさんの潮溜りができる場所で、子供たちが網をもって楽しそうに魚や蟹を追いかけていました。

潮溜りも大きいところから小さいところまでたくさんあるので、小さな子供でも安全そう。

ただ、満潮になるとあっという間に潮が満ちてくるので気を付けてくださいね。

 

あまりにも綺麗に並んでいるので、岩が小さく見えるかもしれませんが、本当に巨岩なんですよ。

これを並べて作ったと信じられている弘法大師って、その昔は強烈な神様のように尊敬されていたんでしょうね。

 

ただこれは、地底にできた割れ目にマグマが入って、そのマグマが固まったところで周囲の岩が露出し、堅いマグマ部分だけが残っているものなんだそうです。

地底のマグマが今となってはこのような景色になるんだから、地学って面白いですよね!