日本|鹿児島|和と琉球の折衷!「知覧武家屋敷庭園」

鹿児島県の薩摩半島の先端近くの待ち知覧。

特攻隊出撃基地としての悲劇の町として、日本有数の茶処として、そして綺麗な庭園を持ったもの凄く保存状態が良い武家屋敷が残っていることで有名な街です。

石垣が並ぶ綺麗な武家屋敷街並み

知覧の武家屋敷街並みは、非常にこじんまりとまとまっているので、有料駐車場にとめて後は徒歩で観光をすることができます。

駐車場から出て一歩街に出ると、もうすぐにこの雰囲気・・・・

なんてきれいな石垣と生垣。

歩いた瞬間、沖縄の竹富島を思い出しました。

琉球文化の影響を受けているのかな?

 

 

最初にお邪魔したのは森重堅庭園(もりしげみつていえん)

白い砂が敷き詰められた綺麗な和風庭園。

古き良き日本を感じますよね。

 

いくつかある知覧武家屋敷庭園の中で、唯一の池泉庭園です。

実際に池があって、その周りを綺麗な奇岩で囲み、見事な庭園になっています。

 

 

続いて旧高城家住宅

こちらは、建物の一部をレストランとして開放をしているようです。

 

庭も手入れされていて、ツツジなど、きれいに整えられています。

 

 

佐多直忠氏邸庭園

石垣横を歩いていると、本当に庭師さんが力を入れて手入れしていることが分かります。

こんな可愛くカットされた木、見る事ないですよね。

 

こちらの石垣の立ち位置が、沖縄の家でよく見られる屏風(ヒンプン・屏風岩)に似ていますよね。

 

庭の手入れがすごい。

ツツジの可愛さもあれば、梅のカッコよさもあり。

小さめですが京都の庭園にも負けない力の入り具合。

 

植木、盆栽が飾ってあった佐多民子庭園

こちらには、こんな大きな植木もたくさん飾られていました。

 

植木か盆栽を飾るような石の台座も見えますね。

砂利が水を意味する枯山水的な感じですが、また独特に見えます。

後ろの垣根の波打つ感じなんかも、知覧独特。

 

佐多美舟庭園

鹿児島はもちろん南国の暖かい場所ですが、こうやって見てみると、本当に沖縄に木々が似ている。

石垣も似てくるとなると、本当に琉球と交流が深かったことが分かりますよね。

交流が深かったというか、島津家は琉球を支配していたんでしょうから、当然と言えば当然ですよね。

 

1751(寛政4)年頃に造園されたそうで、知覧武家屋敷庭園の中で最も豪華といわれるそうです。

 

それぞれの武家屋敷に、広い縁側があるので、ゆっくり座って、写真撮って。

ボーっとしてるだけで、祖父母の家に遊びに来ているような気がします。

 

平山亮一庭園

一番インスタ映えしそうな庭園がこちら。

特徴的な巨大なサツキの大刈込式の庭園。

これは京都でよく見られる手法だそうですが、大刈込の前の台形の石の設置は首里城なんかで見られる手法。

やはり和と琉球の折衷なんですね。

 

平山克己庭園

奥に見える母ヶ岳を取り込んだ借景園です。白い砂の部分が大海原を表していて、手前の三角の岩が島なんだそうです。
大海原には無人島が浮かんで遠くには緑の大陸が望まれるという物語性のあるお庭。

ヨーロッパからアジア。そして中国を経由して、台湾、琉球、鹿児島・・・・

大海原に憧れる人たちが、世界の東の果てにたどり着いたのが鹿児島だったんですよね。

 

 

西郷恵一郎庭園

鶴亀の庭園ともいわれ、高い石組みは鶴、亀は大海に注ぐ谷川の水辺に遊ぶように配されている・・・と書かれてますが、鶴と亀には特別分からず。

でも、この丸い刈込と、白い砂がカッコいい。

 

鹿児島独特の建築様式の「二ツ家」です。

造るの簡単そうですが、ここでしか見られない難しい建築方法だそうな。

 

 

石敢當です。

沖縄でよく見かけますよね。

曲がり角に石を設置して、まっすぐしか進めない悪霊を跳ね返すと言う・・・。

琉球から伝わったんでしょうが、もともと中国の文化です。

やはり九州は、中国に近い分、中国文化の影響が伝わってきているんですね。

 

 

 

いかがでしたか?

知覧武家屋敷庭園群。

全部、こじんまりとしていますが、その手入れの努力は驚くべきレベル。

全てかっこよくて、すべて特徴があって。

しかも和と琉球の折衷。

場合によっては中国文化も加わった、知覧独特の景観でした。

 

 

駐車場近くのコイが泳ぐ水路。

ゆっくり見学して駐車場に戻りました。