日本|鹿児島|島津のお殿様もお姫様も愛した別邸!名勝「仙巌園」

大政奉還など、近代日本の爆発的発展に大きな影響を与えた鹿児島の大大名「島津家」。

いわゆる薩摩藩です。

仙巌園(せんがんえん)は、その島津家のお殿様、お姫様が愛した別邸です。

今まさにNHKの大河ドラマ「西郷どん」でも注目されている名勝「仙巌園」に行ってみました!

 

実は世界遺産の反射炉跡があります!

2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つである反射炉が、仙巌園の敷地内にあります。

「反射炉」は、強力な熱力で鉄を溶かす設備で、良質な大砲などを作るための当時の最新技術。

いわゆる日本が急激に国力を付けて行った時期、明治の産業革命に貢献した設備なんだそうです。

今は土台部分以外は残っていませんが、伊豆韮山の反射炉跡や軍艦島(端島)などと一緒に世界遺産に認定されています。

 

これは、島津家が管理していた金山に電力を送っていた水天渕発電所の一部が碑として残されているんだそうです。なんと昭和58年までその発電所は稼働していたんだとか。

 

こちらはなんと水力発電所跡だそうです。

上に水を貯水する場所があり、園内の照明に電力を利用したそうですが、ここだけでは証明ができないそうで、世界遺産には認められなかった日本最古の水力発電かもしれない施設です。

 

仙巌園最大の見所「磯庭園」

島津のお殿様たちが愛した磯庭園。

鹿児島らしさ、島津家らしさが集まった名園です。

 

屋根が錫でふかれた錫門。

真赤な色の中に島津十文字の家紋が描かれています。

 

これは獅子乗大石燈籠。なんと上の岩は畳八畳もの大きさだそうです。

写真で見ると小さく見えるかもしれませんが、これかなり大きなサイズ!

 

ちょっと天気がさえませんでしたが、桜島が見えます。

錦江湾の先にそびえ立つ桜島。

今も昔も、鹿児島と言えば桜島ですよね。

 

御殿です。

中まで観覧することができるので、この後紹介します。

御殿の縁側から眺める桜島が素晴らしいんですよね!

 

御殿の中を見学します!

別料金になりますが、御殿の中を見学することができます。

当然ですが御殿の中は、基本的には当然和風です。

 

御殿内にも小さな庭園があります。

池の底には8角形の穴が。陰陽道的な発想だそうで、中国的な雰囲気も感じます。

 

きっとお殿様たちも、このように縁側でくつろぎながら桜島を眺めたんだと思います。

ここでお茶飲めたら美味しいだろうなぁ。

 

琉球や中国の影響も色濃く見えます。

こちらは庭園裏山にある江南竹林。

いわゆる孟宗竹で、中国から琉球を中継して鹿児島に伝わったと言われているそうです。

いま日本で食べられている筍は、孟宗竹ですから、この竹林がその元かもしれません。

 

鹿児島と言えば焼酎!

鹿児島といえば孟宗竹ということで、お土産を購入しちゃいました。

孟宗竹でできた焼酎コップ。

いま愛用していますが、軽くてすごくいいですよ!

 

隣には世界遺産の尚古集成館

尚古集成館は船の製造などに使われた金属加工のための、日本最古の洋風工場建築物だそうです。

この建物も世界遺産に認定されています。

現在、建物内は博物館になっていて、鹿児島の地政学的な情報を加えた面白い歴史などを勉強することができました。

 

薩摩切子の工場見学もできます!

隣には、鹿児島の名品「薩摩切子」の工場があり、見学することができます。

 

まずは、薩摩切子の特徴である色ガラスと透明ガラスを被せます。

 

続いて、色ガラスと透明ガラスの2層構造ガラスに、幾何学的な模様の線引きを行います。

ここで、どんな模様になるのかが決まるんですね。

 

まずはダイヤモンドホイールなどの硬いやすりで、ガラスの表面を削って模様を描く荒削り。

 

最後は磨き粉をつけたりしながら、細かい模様作りを最後に行います。

一つの作品を作るのに、複数の職人さんが関わるんですね。

 

そして、この過程で出来上がった商品がこちら!

美しい幾何学模様の円筒照明でした!

なんと1個324,000円なり。

これだけの職人さんが、こまかな作業を繰り返して作成していることを考えると、これでも安いかも。

薩摩切子職人さんの中には、たくさんの若い人たちがいました。

きっと、これらの作品を見て、自分も作りたい!と思わせる強い魅力があるんでしょうね。

 

意外な場所にスターバックスも!

有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」にできたスターバックスがありました。

そのお洒落と、大正ロマンのような雰囲気の外観が素晴らしくて、みんな写真を撮影していました。

意外とこっちもおススメなのかもしれませんね。