スペイン|バルセロナ|珍しい未完の世界遺産サグラダ・ファミリア
世界で3番目に世界遺産を多く抱えるスペイン。
その中でも最も有名なのが世界遺産「アントニオ・ガウディの作品群」のサグラダ・ファミリアではないでしょうか。
激動の歴史の中を走り続けるカタルーニャ地方で生まれた天才建築家「アントニオ・ガウディ」
彼が作った様々な作品の中で最高傑作であり、しかも「未完成」。
ただし、完成予想が2026年(あとたった8年・・・・)
未完成の世界遺産を見ることができるのは今だけですよ!
やっぱりこのクレーンがついてこそサグラダファミリアな気もします。
未完成だからこその良さもあって、何回行っても姿が変わるっていうのもいいですよね。
でもあと8年で完成(2018年現在)
事前予約していた生誕のファザード見学
サグラダファミリアには、生誕のファザードと受難のファザードの、二つのファザードがありますが、日本からサイトで事前予約した生誕のファザードを見学することに。
この生誕のファザードは、ガウディが生前に作成した部分。
非常に細やかな細工がなされています
事前予約していたチケット(印刷紙)を持っていくと、このようなガイドフォンを貸してくれました。
日本語にも対応しています。
エレベーターや、塔の中は非常に狭いので、まず大きいリュックなどの荷物は預けます。
そして横に設置された最新式のエレベーターで一気に高層階へ移動します。
エレベーターから出てすぐこんな景色!
もうかなり塔の先端部分です。
クレーンまであと少し!
スペインには、サグラダファミリアより高い建物は無いんでしょうか?
塔の先からはバルセロナ市街を広く見渡すことができ、海まで見えます。
教会の向かい側にはサン・パウ病院が見えます。
芸術が病気を癒すという発想のもと、升目に作られているバルセロナ市街の中で、唯一?サンパウ病院とサグラダファミリアの間だけ斜めに道が作られているんですよね。
塔の中はこんな感じ。
端々に曲線が入っていてガウディーっぽい。
私はキリスト教の教義や内容は詳しく知りませんが、ブドウが大切な物なんでしょうか。
葡萄デザインの尖塔。
塔の途中には開かれた場所もあって、塔の途中から外の写真を撮ることもできました。
高所恐怖症の方達は怖くて近づけない雰囲気。
階段は超ロングらせん階段。
自然との調和をイメージしているガウディは、やっぱりヤドカリのような貝殻をイメージしてたのでしょうか。
貝殻は丈夫で可愛いですしね。
みんなこんな感じで上から写真撮ってるので、たまに変な顔で上に顔をむけると外国人が爆笑します。
聖堂内はステンドグラスで圧倒的な美しさ・・・
やっぱり旅行計画を考える時、天気が悪い日に室内見学のイメージでしたが、このサグラダファミリアは天気がいい日に室内見学をするべきです!
四方がカラフルなステンドグラスに囲まれています。
他の教会のステンドグラスは、宗教絵の意味合いが強いデザインのように感じますが、サグラダファミリアのステンドグラスは、色の組み合わせを大切にしているような気がしました。
こちらは、緑や青を基調としているようで、室内の白壁にその色を映し出しています。
こちらのステンドグラスは、赤や黄が中心。
燃えるような、温かい光が輝いています!
やっぱり白壁にその赤色が写って。
壁全体が真赤に見えます。
きっと時間によって、光の入る向きによって雰囲気が変わるんでしょうね。
天井も不思議な幾何学的?模様。
柱のかたちも独特ですよね。
この繊維が入ったような。細胞の中のような・・・
自然との調和。100年以上前にこのデザインをイメージしていたなんて、やっぱりガウディって凄い・・・。
えてして芸術家の作品を理解できないことが多いですが、ガウディの作品には分かりやすい美しさを感じました。
この磔になっているキリストもなんかものすごい雰囲気です。
驚くようなカラフルな光に照らされながら降臨してきているような。
こちらはまだ新しい受難のファザード。
一気に建築がすすんできているようですが、まだ新しい感じがします。
サグラダファミリアは外観の美しさ、荘厳さが特徴ではありますが、聖堂内のステンドグラスの光の美しさに感動しました。
ぜひ、天気のいい、ステンドグラスが美しい日に訪問してみてください!