スペイン|タラゴナ|悪魔の橋!ラスファレラス水道橋への行き方
悪魔の橋と呼ばれるラスファレラス水道橋は、圧倒的なまでに古代ローマの景色を残す遺跡。
大人気の場所ですが、電車の駅から少し離れた場所にあるので、ちょっと訪問が難しい場所です。
今回はタラゴナ駅から公共交通機関を利用した行き方を含めて紹介したいと思います。
紀元前一世紀に作られたと言われるラスファレラス水道橋
この水道橋は、2000年以上前の紀元前1世紀に建設されたと言われているそうで、現存する水道橋としてはスペインで2番目に大きな規模になるらしい。
紀元前1世紀と言えば、日本ではまだ卑弥呼よりも前の時代・・・。
卑弥呼よりも昔の時代の建築物が現存していることこそがすごいですよね。
この水道橋は世界遺産「タラゴナの考古遺産群」の一つ。
タラゴナがイベリア半島でもっとも繁栄していた巨大都市だった時代の名残が残っています。
この土地を支配していたローマ帝国が、この巨大な水道橋を圧倒的な技術をもって短期間で作り上げたため、悪魔の橋(Pont de Diable)とも呼ばれているそうです。
昔の人は想像力豊かですよね。
ネットで調べていると、こんな物語まで作られているそうです。
「木の橋が洪水で流されてしまい困り果てていた老夫婦のために、悪魔が巨大な石の橋を作り上げた。悪魔はその見返りとして、橋を最初に渡ったものの命を要求したため、老夫婦は大切にしていた荷馬車用のロバを渡らせて魂を悪魔に渡した・・・・」
水を流すための水道橋なのに、人が渡るために作られたような内容の物語。
橋の上に登ってみると、幅は1mほど。
悪魔ももっと太い橋を作ってくれたらよかったのにね。
昔はこの1mほどの水路をこんこんと水が流れていたんでしょうね。
手すりも何もついていないので、写真のようなことは危ないから辞めてくださいね。
でも、この水道橋の上まで上がれるのもまた見所!
この圧倒的な建築物をぜひ見に行ってください!
公共交通機関での水道橋までの行き方
正直、一番おススメな交通手段は「タクシー」。
実はタラゴナを訪問した際に、タクシー利用を考えていたんですが、街中で全く流しのタクシーをひろうことができず、結果バスで水道橋へ行くことになりました。
タクシーは、駅前か特定のタクシー乗り場以外には、ほとんどいませんのでご注意くださいね。
バスを利用した水道橋までのルートを紹介します
今回のルートは下の通りです。
タラゴナ駅→地中海のバルコニー→ランブラ・ノバ通り→PL. Imperial Tarracoバス停→Pont del Diableバス停→ラス・ファレラス水道橋→PL. Imperial Tarracoバス停→タラゴナ駅
まず、タラゴナ市内側から水道橋方向へ向かうには、5番もしくは85番の路線バスに乗る必要があります。
私がおススメするバス停は「Pl.Imperial Tarraco」。
上のGoogleマップのルートだと約21分。地中海のバルコニーからメインストリート「ランブラ・ノバ通り」をまっすぐ歩くと到着します。
ランブラ・ノバ通りには、有名な人間の塔の祭りの銅像があったりもします。
公園のようになっているロータリー「Placa Imperial Tarraco」には、複数のバス停が存在していますが、5番と85番のバスが停車するのは、このロータリーの北東にあるバス停。
バス停「PL. Imperial Tarraco」から目的のバス停「Pont del Diable」までは直通で10分程。
下車するバス停に到着したら、運転手さんも他の乗客の皆様も、日本人の私を見て、「ここがバス停だよ!悪魔の橋のバス停だよ!」と親切に教えてくれました。
正直、社内アナウンスも何もないので、到着するまで気が付きませんでした・・・。
運転手さんや、後ろに座っていた女性の親切に助けられました!
バス停からラスファレラス水道橋までは徒歩10分程。
帰りも同じバス停からバスに乗ります。(逆向きのバス停はありません)
バスは少し市街地をグルっと周ってから再びPL.Imperial Tarracoバス停に戻ってきますが30分程かかりますのでご注意ください。
ちなみにバス停「PL.Imperial Tarraco」からTarragona駅前のバス停「Estació」までは、21番路線バスが接続しています。また、PL. Imperial Tarraco周辺にはタクシー乗り場がありますので、歩き疲れたらご利用ください。
タラゴナの路線バスの公式ホームページをリンクしますので、ご利用ください。