日本|福岡|日本唯一の水上マーケット旦過市場で「大学丼」
小倉市に日本唯一の水上マーケットがあることをご存知ですか?
日本唯一の水上マーケットは紫川支流の上に立ち並ぶ旦過市場と呼ばれる昭和の雰囲気漂うミステリーゾーン!
利用者の多くが地元民。旦過市場は地元密着市場です。
ぱっと見ると、普通の市場入口に見えますよね。
でも、Googleマップで見たら分かりますが、この市場の真下は川が流れていて、その上に建てられた建物群で、まさに水上マーケットなんです。
市場の中はすごくいい雰囲気。
野菜や肉、魚など、いろんな生鮮、乾物がお手軽値段で元気に対面販売。
安いよ~!新鮮なイカが入ってるよー!など、威勢のいい声が飛び交っています。
市場利用者の9割ほどは、地元民のようです。
子供の頃に見た八百屋さんそのものですよね。地元で獲れたであろう新鮮な野菜がズラッと並べられていて。
もちろん海鮮もたくさん新鮮なものがズラッと。
「今日は、いい子持ちイカが入ってるよ!」
「このサバはどう調理すればいい?」
「このサバだったら、刺身で食べることがおススメだよ!」
お客さんと店主さんとの会話が盛り上がってて、スーパーマーケットではなかなかない良い文化だなぁと思いました。
大正時代から続く市場ならではの名物グルメ
小倉かまぼこさんが発明した「カナッペ」。
ただのかまぼこではありません!
魚のすり身やニンジンなどを、薄いパンにつつんで揚げたものなんです。
独特なフワッとした食感のカマボコ。
手軽な値段!歩きながら食べやすい旦過市場名物「カナッペ」おすすめです。
続いて、ぬか味噌炊き。
サバだけではなく、イワシやこんにゃく、卵など、いろんな具材がぬか味噌で炊き込まれています。
6時間もの長時間炊き上げられているので、味が良く滲みこんで、骨まで食べられます。
学生のアイデアから生まれた名物「大學丼(大学丼)」
白ご飯の丼ぶり片手に、市場の中で魚の切り身を物色していた学生の姿を見て生まれたアイデア「大學丼」。
そう。市場の中ほどにあるこの大學堂で、200円で白ご飯だけ購入できるんです。
そこに魚の切り身や、ぬか味噌炊き等をのせて、自分好みの丼を作れるシステム。
それが大學丼なんです!
大學堂の中は、食事するスペースも設けてくれています。
醤油やお茶は無料。みそ汁なども注文できます。
私達は、白いご飯と味噌汁を注文。
上に乗せる食材は、サバの刺身、鯛の切り身、そしてサバのぬか味噌炊きを購入。
こちらはサバづくし丼。
九州ならではのサバの刺身。九州では、サバを生で刺身で食べる文化があるんですよね。(九州で獲れるサバには、刺身部分に寄生虫はほとんどいないそうです。)
おまけに旦過市場名物のサバのぬか味噌炊きも。これがまた白ご飯にあうんですよ・・・・・。
こっちは、サバと鯛の海鮮丼。
やっぱり新鮮な刺身は美味しい。
醤油が無料で使えるので、刺身としても丼としても食べることができます。
大學堂の横にあるお店で餃子を購入。
焼きあがったら大學堂の中まで届けてくれました。
この大學堂は、北九州市立大学の学生さんが運営してくれているそうです。
地元を盛り上げてくれている北九州市立大学の皆様!ありがとう!
旦過市場を最高に楽しむことができました!
大正時代から続く水上マーケット「旦過市場」
簡素なお店のつくりに歴史を感じます。
様々な古いカッコいい看板もありました。
しかし、そのシンプルすぎる危険な構造から、移転の話も出ているそうです。
この雰囲気を味わえるのは今だけかも!
ぜひ福岡に行ったら、博多グルメだけじゃなく、北九州エリアの旦過市場にも足を運んでください!