日本|鳥取|日本神話に登場する「因幡の白兎」

2018年6月5日

 

古事記に登場する物語「因幡の白兎」。出雲大社に祀られている神様で、日本の基礎を作ったと言われる神様オオナムチ(大国主)と八上姫のキューピットになった白兎の話です。

上の写真は、ウサギがワニ(サメ)に襲われた淤岐ノ島と気多の岬、そして白兎海岸。何にしても2000年近くも前の昔話なので、いろんな説があるそうで、どれも正しいのか間違いなのかも分かりません。

 

下に書いた「因幡の白兎」のストーリーは沢山ある説の一つ

洪水で流されて淤岐ノ島に流れ着いたウサギが、元いた場所に戻れずに困っていました。そこで海にいるワニ(サメ)に話しかけます「僕たち兎一族とワニ一族はどちらが家族が多いんだろう?海の上に並んでくれたら、僕が背中を飛び越えながら数を数えるよ!」

真面目なワニは、淤岐ノ島と気多の岬の間に一列に並んで橋のように繋がっています。ウサギはワニの上をピョンピョン飛び跳ねて気多の岬に向かいます。岬に到着する直前、ついつい調子に乗って「ワニさん騙されたね!本当は岬まで渡りたかっただけなんだ。ワニさんを橋代わりに利用しただけなんだよ!」と口をすべらします。怒ったワニが最後の最後にウサギに噛みつき、ウサギは皮をはがされて大けがをしてしまいました・・・・・・

そこを通りがかった八十神(オオナムチ(大国主)の兄神達)は怪我をしたウサギを見て、イタズラをしたくなり、ウサギに嘘を教えます「治したかったら傷口を塩水で洗って、風で乾かすといい!」。信じたウサギは傷口に塩水が入って激痛!さらに風が当たるたびに痛みが走り、大変な目に合ってしまいました。それを見た八十神は笑って去っていきました。

次にそこを通りがかったオオナムチ(大国主)はウサギを見て可哀そうに思い、治療方法を教えます。「まず水でしっかり洗って、ガマ穂の花粉を敷いて上を転がって体に付けるといいよ!」ウサギは言われたとおりに治療すると、見る見るうちに治りました。

元気になった白兎はこういいます「絶世の美人の八上姫は、八十神ではなく、オオナムチ様と結ばれます」

この予言の通り、オオナムチは八上姫と結婚することができましたとさ・・・・・・。

この後、妬んだ八十神にオオナムチは虐められ、根の国のスサノオに助けを求めます。スサノオは、たくさんの試練をオオナムチに与え、その試練を乗り越えたオオナムチに「大国主と名乗って、国を治めろ!」と伝えます。

ここからオオナムチは大国主と名乗り王様になります。大国主は国造りに励み、国は栄えます。そして大国主は天からやってきたニニギノミコト(瓊瓊杵尊)に国を譲ります。この時、大国主は隠居して出雲に移り住み、大国主大神として出雲大社に祀られます。そしてニニギノミコトの曾孫が神武天皇(初代天皇)となります。大国主は、天皇家に素晴らしい国を譲り渡した神様「国譲りの神」として崇められることになる。

これが「国譲り」と言われる日本神話の一つです。因幡の白兎の話って、日本神話の重要な部分の一部だったんですね。

 

縁結びの神様になった白兎神

白兎神社(はくとじんじゃ)は複数存在するそうですが、この神社はその一つ。淤岐島、白兎海岸のすぐ目の前にあります。

 

オオナムチと白兎が見詰め合うモニュメントがありました。この場所は道の駅にもなっているので、駐車場に困ることはありません。

白兎神社入ってすぐの場所には、鳥取らしく巨大な砂像もあったりしました。神話のワンシーンですね。

これが白兎神社の本殿。もともとは皮膚病や火傷にご利益があるとして有名でしたが、今は縁結びにご利益があるとして人気。結構アジアからの観光客も来ていました。

日本神話ゆかりの地なので当然かもしれませんが、神社を支える石が菊の御紋。こんな柱置きは初めて見ました。日本神話ゆかり、天皇家ゆかりならではですよね。

 

この神社近辺には、神話と関係のある地名が複数のこっています。写真は御身洗池(不増不減池)。オオナムチの指示で、白兎が身体を洗った池と言われています。

他にも、神社のある丘が「身干山」と言って、ウサギがガマの穂の花粉を敷いて体を乾かした場所と言われています。もちろん淤岐ノ島や気多の岬、白兎海岸なども。

これだけ地名が残っているとなると、因幡の白兎って、神話ではなくて実話なのかもと思ってしまいます。

境内にたくさん並んでいるウサギの石像。何故かたくさん白い石が置かれています。よく見てみるとその石には「縁」の文字が。どうやら結び石と言って、境内で販売されているものらしい。ウサギ石像に縁をお願いする人もいましたが、鳥居の上に投げあげている人たちもいました。

 

どうやら、結び石が鳥居に乗っかると良縁が得られるらしい。でも意外とうまく乗らない。何回投げても跳ね返されました。諦めてうさぎさんの手元に置いてきましたが、地面をよく見てみると・・・・

砕け散った夢の跡・・・・・

 

ポストもゴリゴリの縁結び押し。最近は出雲大社と言い、白兎神社といい、縁結び人気がすごいですね。

ところで、日本の天皇家は世界で一番歴史が長い王朝と言われているそうです。そりゃウサギと会話したりしている時代から続く王家なんて、世界い広しと言えどなかなかないでしょうね。

「ウサギ」にもいろいろと伝説があるそうで、ウサギ=宇佐岐。大分の宇佐神宮と関係があるのでは?とか、ウサギ=月だから、月読と関係あるのでは?などなど。

この時代を勉強、研究している方たちのホームページもたくさんあって、読めば読むほど面白い時代。白兎神社は、いろんな想像を駆り立てながら神話時代を楽しむことができる場所でした。

 

 



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