日本|愛知|皮がカリッ!フワフワ肉厚の瀬戸の鰻屋「田代」

2018年6月5日

歴史ある窯元が集まる陶磁器の街「瀬戸」で鰻

瀬戸市は日本六古窯にも数えられる、日本古来の陶磁器窯。いまでは陶磁器全般が瀬戸物と呼ばれる程、「焼き物=瀬戸の物」の時代があったそうです。なんと瀬戸で焼き物が作られ始めたのは古墳時代からだというから驚きです。鎌倉時代に日本で初めて釉薬を用い始めて一気に人気になり、直後の日宋貿易時代には中国の高度な陶磁器に圧倒されて苦しみ、それでも信長時代には織部焼や志野焼で再び一世風靡し、今度は九州の有田焼に主役を奪われます。それでもライバルの有田の技術を学び再び改良を重ねて江戸後期には最盛期を迎えます。近代ではまたまた中国の格安陶磁器に圧倒されたりと、常に栄枯盛衰の中にありながら、千年以上も職人さん達の努力と知恵に支えられた窯元の街なんですね。

そんな窯元の職人さんたちの体力を支えてきたのが「ウナギ」。夏場のエネルギー源としてウナギが愛されたんでしょうね。そんな瀬戸市の鰻屋さんの中で、今一番人気なのが、今回お邪魔した「田代」さん。

お店情報

    • 住所:愛知県瀬戸市深川町13
    • 営業時間:昼11:30~15:00 夜16:00~18:00(ともに売切れ次第終了)
    • 電話番号:0561-82-3036

今回お邪魔したのが2017年7月22日(土)。土用の丑の日が7月25日(火)で、しかも梅雨が明けて急激に暑くなってきた時期。お店の主人いわく、まさに一番混みあう時期だったんだそうです。

お店は11時30分オープン(食べログには11時と書いてましたが、11時半が正しいようです。2017年7月22日情報)。私たちはなんと2時間前の9時30分にお店前に到着。まだ暖簾は出てませんでしたが、ご主人が炭火の準備を忙しそうにしながら「お客さん?今予約でしたら12時頃になりますがいいですか?」と声をかけてくれました。もちろんO.K.!「予約させてください!12時前にもう一度お邪魔します!」と伝え、近所の瀬戸観光に向かいます。

そう。さすがに一番忙しいシーズンにお邪魔すると、相当早めにお店に到着しないと予約すらできません。売切れ終了のお店なんですが、12時ごろに再度お邪魔した際には「火曜まで予約でいっぱいです」と電話対応をしてました・・・すごい人気。三日先まで予約いっぱいになってましたよ。

お店の営業が始まると、御主人がすごい手際の良さで次々とウナギを鯖いていきます。こちらのお店のウナギを腹開き。いわゆる関西風です。

綺麗に捌かれて串に刺されたウナギが次々と炭火の上に並べられていきます。ウナギのいい匂いが、商店街全体まで広がってます。

こちらのお店の捌き方では、2枚でウナギ一匹分。上は3枚(1.5匹)、並が2枚(1匹)です。大きい!

こちらのご主人さんがタレを付けたり、素手でウナギに触れながら焼き加減を確認したり。見事な手際で豪快に焼き上げていきます。蒸しなしで炭火で焼き上げるのも関西風ですね。

真夏の暑い中、炭火の近くで働くのは大変そう。途中ペットボトルの水を一気に飲み干してました。激務ですよね。絶対に鉄串も熱いんだろうし、命懸けでウナギ焼いてます!という気迫が伝わってきます。

予定通り12時ごろに順番が巡ってきました!さぁ入店です!

店内はかなり狭め。4人掛けのテーブル席が3つと、カウンターに2人分。混んではいますが、相席はしていないようで、気持ちよく食事できました。お持ち帰りのお客様も結構いるようでした。

注文した鰻丼(上)3,800円が到着。器からはみ出るウナギ!蓋を開ける前からテンションが上がります。

じゃーん。ウナギ3枚(1.5匹分)。3枚ともご飯の上に並んでいて、ご飯がほとんど見えません!関西風の焼き方なので、すごく皮がサクッとカリッとしてます。自分はこの鰻皮のカリッと感が好きなんですよね。このカリカリ感に感動しながらも、肉質のフワッと感にもびっくり。すごく肉厚なウナギ。

鰻皮の香ばしいカリッと感。フワフワな肉厚。たっぷりのウナギ。濃いめな味のタレ。そりゃ人気出ますよね。ごはんにもしっかりタレが付いていて、またこれが美味しい。一気に食べきることができました。

私たちの愛知一番のおすすめうなぎ屋「田代」。時期を外せばここまで混んではいないと思いますが、こちらのお店は、紙に名前を書いておけば並ぶ必要がなく、指定された時間に再来店すればいいので、待ち時間に観光できることが素晴らしい。瀬戸の街は待ち時間を十分に楽しめる街なので、瀬戸観光と田代はセットと考えればいいと思います!

ここからは瀬戸観光情報です。

田代の目の前から伸びている「せと銀座通り商店街」。いつも何かしら商店街を盛り上げる企画が実施されている面白い商店街です。今は瀬戸市出身の天才棋士「藤井聡太四段」で盛り上がってました。はさみ将棋大会なんかが開催されてました。

瀬戸市のランドマーク。木造四階建ての天守閣のような丸一国府商店。こちらのお店は結構遠くからでも目立ちます!。瀬戸尾張駅前にはたくさんの陶磁器販売店が並んでいます。

高級品からお手軽品まで幅広くいろんな種類があります。見ているだけでも楽しく、いろんなインスピレーションがもらえますが、「このお皿にサンマのせたらおいしそうだなぁ・・・」とか、「うどん食べるためにこの鉢が欲しいなぁ」など、ついつい手が出てしまいます。

 

お洒落な職人、芸術家の集まる街なので、あちこちにこんなお洒落でフォトジェニックな飾りつけなんかもありました。

 

4連房の登窯。昭和50年代まで実際に使われていた巨大な窯で、残っているのは4連ですが、最盛期には14連房まで巨大化していたそうです。

この窯の横に立てかけられている四角い板が「エブタ」。窯で焼くときに利用する窯道具と呼ばれる道具の一つです。他にも円筒形の「ツク」や瓶のような「エンゴロ」といった窯道具があり、それらの利用されなくなった窯道具が埋め込まれた「窯垣」は瀬戸市でだけ見られる独特な景色。

 

窯元の街ならではの景色「瀬戸の窯垣」

加藤清作邸。その名の通りの加藤清作さんの家なんでしょうか。瀬戸市景観重要建造物第7号に指定されているそうですが、幾何学模様の綺麗な垣根です。写真を撮らせていただいたときにちょうど家のご主人さん?が草刈りしてまして、大きい垣根を維持するのも大変そうでした。街の景観を保つっていう作業は、本当に地元の人たちの努力に支えられていますよね。

これらの窯垣がある「窯垣の小径」には、他にも様々な模様の窯垣があります。

垣の材料に利用する釜道具が異なるだけで全く模様が異なってきます。こちらは円形が多く使われている窯垣ですね。

この落ち着いた日本家屋は加藤寛治邸(瀬戸市景観重要建造物第6号)。塀は正式には窯垣ではないそうなんですが、やっぱり窯道具が埋め込まれています。独特な幾何学模様ですが、不思議と日本家屋に溶け込んでますね。

新しい窯垣もたくさんありました。地元の方たちが、瀬戸の古き良き風景を残す努力をしてくださっているんですね。窯垣の小径を歩いていると、いろんな模様の窯垣を見つけることができて面白いですよ。

 

こちらは元窯元さんの家。博物館として見学をすることができました。今と変わらずトイレは陶器なんですが、釉薬で綺麗なデザインになっているのが面白いですね。TOTOさんやLIXILさんたちも、白一色じゃなくて、ぜひこんな和柄トイレ作ってくれないかな。意外と海外のお金持ちが買ってくれそうな気がする!

 

いかがでしたか?鰻屋「田代」の待ち時間に瀬戸市観光。ウナギのおいしさを楽しめましたし、日本有数の陶器の街もしっかり勉強できました!



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