日本|長野|野沢温泉13の外湯巡り(公共浴場)と温泉地ならではの過ごし方

2018年2月15日

地元の皆様が清掃や維持管理してくださっているおかげで、野沢温泉郷では13もの外湯巡りをすることができます。

野沢温泉と言えば13の外湯巡り

13もの外湯を巡りつつ、温泉熱を利用した地元の方の生活も垣間見ることができました。別府の地獄蒸しと同様に、温泉地ならではの温泉活用術を楽しめました。

 


 

しっかり野沢温泉を満喫するためにも宿をとって早めにチェックインがおススメです。野沢温泉には30ほどの源泉があるため、13の外湯それぞれに特徴や温度、効果・効能が違います。1度にたくさん入ったからすべての効能があるとは限らないですが、なるべくたくさん吸収していきたいと思います。

到着するとすぐに、硫黄の香りが漂います。狭い路地や坂道が多くこれも風情があります。一つ一つの温泉地は近いように思えますが、村の全域に13の温泉が点在していることと、坂道が多いですので、外湯巡りのための時間はしっかりと取っておいた方がよいです。宿泊客(現在は宿泊客だけに限らない様子)は5時から23時までの間外湯を無料で利用できます。全ての外湯が源泉100%の掛け流しです。贅沢な温泉街です。

 

今回お世話になった「憩の宿 きんべえ」さんです。15時にチェックインできました。

こちらの「きんべえ」さんにも家族風呂があり、夜も入れます。男湯と女湯もありますが、家族風呂の方が大きいです。真湯からひいているそうですが、真湯よりまろやかな感じでした。

 

上寺湯

浴室が2つあるところもありますが、こちらは1つです。脱衣室と温泉が1つになっています。光の入り具合によって温泉の色が変わって見えます。

 

熊の手洗湯

けがをした熊が入っていたといわれている湯です。熊の石像があります。こちらは2つあって、左側がぬるめ、右側が熱めです。ぬるめもあり、温度が比較的低いため入りやすく、お湯がまろやかでした。硫黄の香りもしっかりと香ります。

 

真湯

真湯は入るとすぐに脱衣所があってその奥に温泉があります。少しかき混ぜると黒い湯の花がわんさかとでてきます。

 

 

麻釜湯(おがま湯)

こちらもちょうどいい温度のお湯でした。洗い場も広いので、身体を洗っている人もいました。どの外湯もせっけんなどはついておらず、桶とイスが置いてあります。

 

滝の湯

一番山に近い、高い部分にあります。旅館の方曰く、穴場的な温泉だそうです。お湯の緑色はとても濃く、そしてとにかく熱かったです。おそらく入った中で1番熱かったのではないかと思います。湯もみ板を使ってかき混ぜたり湧水のような冷たい水を入れてみてなんとか入れました。地元の方がいらっしゃる場合には加水してもよいか聞いた方がいいです。加水をすると温泉の成分は薄まりますからね。

 

 

大湯

野沢温泉のシンボルともいえるのはこの大湯の建物です。夕方頃に訪ねた時には、観光客がひっきりなしに入っている状態でした。宿に到着して一番に入りに行く外湯、と言う感じでした。江戸時代から伝わる湯屋建築だそうです。ぬるい湯と熱めの湯があります。先ほど滝の湯に入ってきた私は、熱めの方でも入られるくらいでした。滝の湯恐るべしです。熱い湯が好きな人は、滝の湯をぜひおススメします。大湯は時間帯によって、ぬるい方は人がいっぱいで入れないくらいになります。

 

河原湯(かわはらゆ)

大湯から30秒ほど下ったところにある河原湯。こちらは渓流に沿った河原にあったことから名づけられたとか。脱衣所の下に靴を入れるところがあります。

 

まつばの湯

2階建ての建物です。2階に上がる階段の手前にあるのが温玉湯です。地元の学生さんが入りに来ていて、18時過ぎたら観光客が多くて入れなくなると急いで入浴していました。野沢温泉では個人宅に浴室が無いところが多いとのこと。観光客を制限する温泉地もある中で地元の方が協力してくださることはとてもありがたいことです。

各外湯の入り口には賽銭箱があります。地元の方の管理に感謝して、気持ちを入れます。以前は宿泊客のみとなっていましたが、今は日帰りでも入れるようになっています。気持ちを入れましょう。

こちらでは1階が洗濯場や野菜の洗い場になっています。

 

 

横落の湯(よこおちのゆ)

源泉は麻釜です。こちらは脱衣所が別になっていました。女湯は丸形、男湯は方形でした。

 

十王堂の湯(じゅうおうどうのゆ)

2階建てで大湯と同じ効能があるそうです。こちらの1階は女性用、2階は男性用の浴室になっています。

 

新田の湯

十王堂の湯から徒歩3分ほどで到着します。朝風呂に伺ったのですが、地元の方でにぎわっていました。こちらは蛇口の数が多いので身体を洗いやすいのかもしれません

 

 

中尾の湯

こちらは外湯の中で1番大きな作りです。天井がとても高く、広々としています。こちらもぬるめと熱めの湯船に分かれていて長く入っていられる温泉です。源泉は麻釜です。こちらは蛇口に鏡がありますから、身体を洗うのにも適しているようです。

 

秋葉の湯

こちらも脱衣所は別です。十王堂の湯から3分ほどのところにあります。こちらの源泉も麻釜です。

 

<野沢温泉の過ごし方と観光するべきところ>

温泉でゆで卵を作ろう!

物産展では温泉たまごが販売されています。ゆでられた温泉タマゴも50円です。

購入した卵を籐カゴに入れてゆで卵専用のお湯に入れます。15分ほど足湯に入ったりして待ちます。温玉湯の横には右側には冷水があり、できあがった温泉タマゴはこちらにつけて冷やします。一気に冷やすことで美味しく食べられます。物産展ではゆで卵を購入するとお塩とトレイもつけてくれるので、卵の殻を剥いて食べられます。

 

他にも外湯(上寺湯、熊の手洗湯、まつばの湯、十王堂の湯)では入口付近に温泉タマゴ用のお湯があるところもあります。温泉に入る前につけておくとお風呂から上がると出来上がっているという寸法です。写真は熊の手洗湯にある温玉湯です。

 

 

足湯

手前側は一列になっている足湯で、奥は円形の足湯です。ぬるめでずっと入って入れる温度です。

 

洗濯湯

洗濯するのは洋服だけではありません。手前のお湯は野菜を洗う用、奥が服を洗濯する用です。洗濯も温泉でできるんですね!

 

麻釜熱湯湧泉

麻釜(おがま)という茹で釜用である「大釜」では90度の熱湯を活かして山菜や野菜を茹でるのに使われています。昔円形だったため「円釜」と呼ばれている現在は方形になっている釜は71度の温度で、工芸品の材料であるあけびや竹を曲げるのに利用されています。夕方になると山菜や野菜を持ってきて湯がく地元の方がぞくぞくと。こちらの泉質は弱アルカリ性硫黄泉です。体の中から綺麗になる温泉地ならではの恩恵ですね。お野菜をゆがきながら地元の方同士の交流が始まります。それにしても90度近い熱湯の源泉ですので、地元の方以外の立ち入りは禁止されています。鉄輪蒸しのように蒸すのではなく、棒を使ってお湯につけています。

野菜や山菜を茹でることで、灰汁がとれて美味しくなるそうです。野沢温泉の台所といったところでしょうか。

 

道祖神です。

家の前に置くことで守り神となるそうで、有名な火祭りの時には、ご近所で交換することもあるそうです。でも道祖神はすべて顔が違っていて、自分のところのが気に入っている時には頼まれても交換しないと地元の方に教えていただきました。

 

野沢温泉の朝市

5月から10月の毎週日曜日に開催されています。ゴールデンウィークなどでは連続開催されているようです。朝6時から7時半までの時間です。